親のせいではない!元保育士ママの子どものかんしゃくの具体的な対応方法

♡育児♡
KAB
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2児の男の子のママで10年以上子どもたちと関わってきた元保育士のKABです。

保育園でも癇癪(かんしゃく)の子どもの対応は何度もしてきたので見慣れてはいるものの息子も癇癪(かんしゃく)持ちなので対応には疲れてしまいます。

今回は保育園でも家庭でも経験してきての具体的な対応方法とポイントをご紹介していきたいと思います。

今回は

「子どもが泣いて、叫んで大暴れして手が付けられない・・・」
「こんな癇癪(かんしゃく)を起こすのは自分のせいではないか・・・」
「私の方が泣きたい・・・」
方の参考になれば幸いです。

癇癪(かんしゃく)とは?

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癇癪(かんしゃく)とは、声を荒げて泣いたり、奇声を発したりする状態です。
怒りや不安などの感情の気持ちのコントロールが上手く出来ないときに起こります

 

床にひっくり返って泣きわめく
物を投げたり、叩いたりする
周りの人を殴ったり、蹴ったりする
自分を傷つけてしまう

赤ちゃんから幼児、児童期だけでなく、思春期や大人になっても続くこともあります。

外出先でこのような癇癪を起こすと周りの目も気になるし、困ってしまいますよね。

癇癪(かんしゃく)が始めるのはいつ頃?

子どもが癇癪を起こし始めるのは、個人差もありますが、1歳になる少し前の言葉が出始めたかなという頃で、2~3歳がピークで、言葉が徐々に上手く伝えられるようになる年長さん(5歳頃)からほとんど少なくなってきます。

言葉が上手く気持ちが伝えられないジレンマが癇癪を起こす行動に結びついているかもしれません。

KAB
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長男は2,3歳よりも4歳くらいのときが強かったので、これは個人差が激しいと思います。

癇癪(かんしゃく)のパターン

発達段階やその場の状況によっても原因は違っているものの、癇癪が起きているときは2パターンが考えられます。

①何か不都合を取り除こうとしている

②困っているよとサインを出している

癇癪(かんしゃく)の原因

①生理的なもの(欲求不満、眠い、おなかがすいている、疲れている)
②コミュニケーション手段(親にかまってほしかったり、注意を引きたい)

癇癪を起こすのは育て方のせいではない!

癇癪を起こすのは「自分の育て方のせいなのでは?」と自分を責めたくなりますよね。

私も「愛情不足なのかな・・・」なんて心配になりました。

ですが、子どもの癇癪は、育て方というよりは、子ども自身の性格や、その時の状況、環境、子どもの成長過程などが複雑に絡み合って起こるものなので、自分を責めないでください!

癇癪(かんしゃく)持ち=発達障害ではない!

かんしゃくがひどくて発達に問題があるのかな?と心配になる方もいると思います。

以下の3つに当てはまる癇癪は子どもの性格や環境、成長過程によるものが多いと言えます。

発達障害と安易に関連づけはできません!

①他の人と関わるのが苦手
②言葉が遅い
③気持ちをまだコントロール出来ない

ただし、あまりに頻度と程度のひどい癇癪を起こすようなら抱え込まずに、専門の小児科や機関に相談してみましょう。

相談機関とは?

子育て支援センター
児童発達支援事務所・放課後等デイサービス
発達障害者支援センター

癇癪(かんしゃく)への対処法

①環境を整える

子どもがスムーズに気持ちを切り替えられるような声掛けを心掛ける。

②子どもに伝わりやすいツールの用意する

時計やタイマーを使って時間の制限したり、感情の絵を見せたりするのも有効です。

③癇癪が起こった時のルールを子どもと決めておく

子どもと一緒に決めておくとその行動が気持ちの切り替えになりクールダウンできるかも!

④食生活を見直す

青魚に多く含まれるEPAやDHAやタンパク質、鉄分を積極的に取り入れること糖質や添加物を控えてバランスの良い食生活により、改善する場合もあります。



癇癪が起きたときに心掛けたいポイント

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気持ちを落ち着かせる

癇癪を起したときに、大人も「泣き止んで!」「いいかげんにして!」とイライラしてしまうことかと思いますが、感情をぶつけるだけでは逆効果になってしまうこともあります。

まず興奮状態になっているので抱きしめてあげたり、寄り添って「〇〇がやりたくなかったんだよねなど気持ちを代弁してあげることで「理解してくれている」と安心し、落ち着いていきます。

怒りの理由聞いてみる

癇癪を起している=理由があります。それを言葉に表せないため癇癪が起こるので、私たち大人が手助けをしてあげます。

「何が嫌だったのかな?」などと分かっていたとしても子どもの口から説明してもらいます。

このような経験を重ねていくうちに少しずつ自分の気持ちを言葉で表せるようになっていき、癇癪は徐々に落ち着いてくるかと思います。

少しでも我慢が出来たら「よくものを投げなくてすごかったね」など大いに褒めていきましょう。

子どもの言いなりにはならない

外出先で癇癪がおさまらないと周りの目があったりして、物を買ってしまいがちになりますよね。

ですが癇癪を起せば思い通りになるといった誤った考え方を持つかもしれないので、気持ちを受け止めつつも禁止する理由などを丁寧に説明して方針を曲げないことが大切です。

大人が癇癪を起さない

まず、大人が落ち着けるようにします。

でも、泣き叫んでいる子どもを冷静にさせるのは難しいですよね!

そんな時は少し距離を置くのも手です。

KAB
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私は子どもが危なくないか周りの環境を整えたうえでトイレや隣の部屋などに一時避難したこともあります。気持ちが少しリセットでできますよ!

中には耳栓を使って気持ちを楽にする方もいます。

子どもは大人をよく見ていますので、自分の要求が通らないときは爆発させてよいと学ばないように気を付けていきましょう。

まとめ

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癇癪(かんしゃく)は心の成長過程の一つとしても、対応に体力を奪われ、困ったり、悩んだりすると思います。

私も気持ちが余裕がない時はついついカチーンときてしまい、「ああ大人気なかったな」と反省も多い日々です。

落ち着いたら怒った理由など伝えたり、理解出来たらありがとうと伝えるようにして、「だいすきだから言っている」ということを話して、ぎゅっと抱っこするようにしています。

癇癪が起こったとき、この子は

気持ちをぶつけてくれている!

私を頼っているんだ!

成長の真っただ中なんだなと胸に置き、子どもと向き合っていきたいですね。

今回、癇癪(かんしゃく)の予防方法や、クールダウンの仕方、周囲の適切な関わり方を知っておくと心構えできるので、参考になれば幸いです。

コメント

  1. […] […]

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