
男の子ママで元保育士のKABです。
我が息子は、2歳過ぎ頃から吃音のような症状が出ていました。
最近は目立たなくなってきたものの、時折出ます。
今回、お子さんが発達する中、不安や心配になってる方へ我が家の
対応の仕方などを踏まえて紹介していきたいと思います。
吃音(きつおん)とは?
吃音とは、言葉の一部を繰り返したり、引き伸ばしたり、言葉が詰まってしまったりと滑らかに話す事が出来ない状態を指します。どもり、吃音症とも呼ばれます。
吃音の症状
主な症状は以下の3つが挙げられます。
その他の症状
話す場面で顔をしかめる・足を叩く・舌を出すなど必要以上に体の一部に力が入ったり、動かしたりする。
どもりやすい言葉や苦手な行を話さないように、他の言葉へ置き換えたり、話す事を避けようとする。
吃音の現れ方には波があります。特定の要因なく吃音が出やすい時期、出ない時期が繰り返し現れることが多いです。話している状況、内容、相手などによっても変化する場合があります。
吃音の原因
吃音は獲得性吃音と発達性吃音の2つに大きく分けられます。
発達性吃音
小児期にみられる吃音のほとんどで、成人でも9割以上は発達性吃音です。
2歳から4歳頃に発症することが多い発達過程の症状なので、成長するにつれて解消する人が多い
その後に渡って症状が残る場合、遺伝的要因、発達的要因、環境要因などがあり、これら様々な要因が関わっていると考えられるが、まだ確定的な研究結果は出ていない。

我が家はパパの家系が吃音持ちなので、遺伝性もあるかもしれないです。
獲得性吃音
獲得性神経原生吃音 神経学的疾患や脳損傷などにより発症
獲得性心因性吃音 心的なストレスや外相体験に続いて生じる
どちらも発症時期は主に青年以降(10代後半~)と言われている。
吃音の発現しやすい場面は?
「サ行」や「イ段」が苦手など、誰にでも苦手な行ってありますよね。
そのような苦手な言葉を発しなければならない時に吃音が現れる場合があります。
周りの人から笑われたり、からかわれたりした経験があると、周りの目を気にしてしまうように学校で音読や発表する際、緊張してしまい、吃音が生じる場合があります。
吃音の理解がない人に、注意や叱られたりして、必要以上に吃音を意識して、どもらないように気を付けて逆に症状が悪化する場合もあります。

息子は焦ってしまったり、質問に答えようとする時に
目立っていました。なるべく話す時はゆっくりとした環境を
作ったり、接し方を工夫するように心掛けました。
吃音の対応方法とは?
本人のコミュニケーションしたいという意思を尊重して、話し方ではなく、伝えたい内容に注目してみました。
どもっていても一切指摘せずに、伝えたいことが何か分かるまで、ゆっくり子どもの目線になって待つという機会を出来るだけ作るようにしました。話し方もなるべくゆっくり、はっきり示していきました。
なかなか言葉が出ない時は、様子を見て代弁してあげました。
負担を軽くことは出来ますが、先取りしすぎるのも話す事に自信を失い消極的になるので、よっぱどの時以外は代弁はしませんでした。
周りにいる人たちに出来るだけ理解してもらえるようにしました。両親や保育園の先生にも話し、指摘など過度にしないようにお願いしました。
言葉以外のコミュニケーション、意思表示の方法を準備するのも本人の心理負担の軽減になるので、絵や写真を使ったり、選択肢を示したり、ジャスチャーや指差しなどでやり取りもしていきました。
1歳児クラスの後半は吃音が目立っていたのですが、深呼吸して話すなど呼吸法も行ってくれていたようで理解ある接し方をしてくれたこともあり、改善してきたので、一人で抱え込まないことが重要だと思います。
専門家に相談も視野にいれよう
吃音は「これを行えば必ず治る」という治療法はないようですが、症状を軽減させるための方法はいくつかあります。
ただどのような取り組みが効果的なのかは症状や年齢、状況などによって個人差も大きいので、まずは気になったら療育センターや言葉の教室、耳鼻咽喉科などの機関、言語聴覚士等の専門家に相談することも視野に入れてみて下さい。
まとめ
私は息子が吃音があっても、そのことを気にしすぎないように、息子らしく過ごせる環境作りをしていきました。
保育園に通園しているので、からかわれたり、笑われたりするかもしれないと心配になりましたが、保育園の先生と連携していたこともあり、保育園でも自分らしく楽しく過せていました。
まずは親の私たちが心配、不安になりすぎないことが子どもが伸び伸びと安心して過ごせることに繋がると思います。
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