
男の子2児ママの元保育士のKABです!
子育てや保育の中で必ず通る道といえば何もかもが嫌になる「イヤイヤ期」ではないでしょうか?
その対応には頭を抱えているパパ、ママ、先生方も多いことと思います。
今回は保育士として勤めていて意識してきたことに加え、息子のイヤイヤ期の乗り越え方を紹介したいと思います。
そもそもイヤイヤ期って?
自我の発達の伴い2歳前後の子どもに多く見られる現象ですが、子どもの脳と心の発達には欠かせない成長過程です。
よく「魔の2歳児」とも言われたりしますが、イヤイヤ期を迎える年齢や期間には個人差はあり、1歳頃から始まったり、3歳まで継続するなどケースはさまざまです。
イヤイヤする原因とは?
自分でやりたいことが思うように出来ない
2歳前後になると、自我が発達して、自己主張や自分がしたいことが増えてきます。ですが、お子さんが思ったような結果にならないことの方が多かったりします。
自分で出来ないことへのイライラや不満が「いや!」という言動に繋がっています。
周囲にかまってもらいたい
自我が発達しているとはいえ、ママや先生という周りへの大人に「自分を受け入れてもらいたい」という気持ちを多くのお子さんは持っています。
このような気持ちを上手く言葉で表現するのは難しいので「いや!」という言葉で大人の気を引こうとしているのです。
気持ちや思ったことを上手く言葉で表現出来ない
眠かったり、暑い、疲れたなどの体の不調や不快感を上手く表現できないこともあり、言葉は知っていても、その時に伝えることというのは難しいです。
そのため「いや!」という言動になってしまうことも多いです。
【保育士ママの乗り越え方】イヤイヤ期の子どもとの対処法と接し方7選
少し間を置く
無理強いは絶対避けたいので、あらゆる行動に対して「イヤ」といった時に少し時間を置いてから対応するようにしていました。
特に遊びに熱中しているときは全く聞こえていないので、何度も言っても効果がないです。
そのようなときは「〇〇が出来たら、お片付けしよう!」「〇〇が終わったら、着替えよう!」などと遊びが中途半端ではなく、区切りをつけて次の行動が出来るような声掛けをしていきました。
自分が相手に置き換えたときに「こうにいってもらえたら嬉しい」という言葉をかけることで「気持ちに寄り添ってもらえた」と満足感が得られます。
そこで指示に納得して自分から行動してくれるようになっています。
さりげないフォローを
自分のことは自分でやりたいので、そこで先回りして手助けしてしまうと「自分でやりたかったー」「ママはしないでね!」など更に時間が掛かってしまったり、泣いてグズグズしてうんざりしてしまうことがあるので、
自分でやろうとしている気持ちを大切にして、見守ってなかなか出来ないときや自分から出来ない~と言ってきたときは「ママもちょっぴりお手伝いする?」と声を掛けていました。
さりげないサポートによって「自分で出来た」という経験が出来るので、達成感や自己肯定感が芽生えるので、どんどん身の回りのことをするのに自信を持って取り組むようになりました。
その時々でなかなか子どもの意見や気持ちを尊重する場面は難しいときもありますが、なるべく意識していくと次へ繋げることが出来ると思います。
見守っていく
何を言っても「イヤ!」という一点張りのときには、「もう知らない!」となりがちですが、状況に応じて「○○が嫌ならママ待っているから自分でやってみてね」などと声掛けしていました。
子どもの「イヤイヤ」は自分自身のペースで出来ない不満が含まれている場合もあるので、ママや先生は辛抱しなくてはいけませんが、優しく見守ることでイヤイヤを出し切ることが出来て、少しずつ落ち着きが見られます。
「待っていてくれた」というのは認めていることになるため、安心感や信頼感にも繋がりますので、最初はイライラしてしまうし、時間に追われていると焦りますが、繰り返し行うことでスムーズに次の行動へ移ることが出来るようになってきました!
我が家のイヤイヤ期で注意したこと
これらは意識して使わないようにしてきました。
「なぜダメなのか?」「なぜ怒られているのか?」が明確ではないため効果がないので、わかるような理由を伝えて、前向きになれるような声掛けをしていくようにしました。
イヤイヤが続くと大人も感情的になってしまうと思います。

私は感情的になっているな、イライラしているなと感じたら、パパにバトンタッチして、トイレや違う部屋に行って子どもから離れて心を落ち着かせるようにしていました。
イヤイヤ期の最も重要なポイントとは?
まずは「子どもの気持ちに寄り添うこと」が大事です。
ここで子どもが言ってることを否定してしまうことで、イヤイヤが激しくなったり、攻撃的になってしまうことも…
一旦は子どもの気持ちを受け止めてあげることで安心して心を落ち着かせることが出来ます。
思い通りにできなかった場合は「○○したかったよね」と子どもの気持ちを言語化していくことで、「いや」という気持ちに共感していることになります。
また子どもの要求を実現することが難しい場合は「○○は××だから、今日はやめておこう」などと目を見て説明するようにし、「ダメ」と感情的に叱ると、子どもは突き放されたと感じることがあるので要注意です。
まとめ
誰もが通るイヤイヤ期!子どもの言動に振り回されてぐったりしてしまう時期でもありますよね。
これには根気強く向き合っていくしかなく、終わりが見えないので辛いと感じる方も多いと思います。
ですが、イヤイヤ期は必ず終わりがきますし、子どもが成長している証拠です。
子どもが発達している必要な過程であると捉え、さまざまな対処法を試して乗り越えていきましょう!
コメント
[…] […]